林旺製茶廠


所在:
台東県鹿野郷龍田村南二路55号

電話:089-550698

アクセス:
台東市街から車で15分

管理人のコメント
 林旺(リンワン)製茶廠は、台湾の東海岸を南投県鹿谷郷の茶友と旅したときに、ここへ寄るといいよと紹介されておじゃました茶農家です。茶農家といっても、台湾の多くの茶農に見られるように、製茶まで一貫して自分のところでやっています。
 林旺製茶廠の林さんはもともと宜蘭で園芸の仕事をしていたのですが、台東にある史前博物館の植栽の仕事で台東に来て以来、台東のきれいな空気と水、美しい自然に惚れ込み、それに奥さんが台東出身ということもあって、台東の鹿野に移住してきました。そして、農地を購入、ゼロからのスタートで茶園を始めたのだそうです。
最初に植えた苗は、まったく育たなかったそうです。畑のPHが3以下で、茶の栽培に必要な5.6~6.5なっていなかったのです。そこで、茶葉改良場などの協力も得ながら、土づくりからやり直し、勉強を重ね、10年近く経ってようやく軌道にのってきました。

 林さんの茶畑は除草剤は使わない人工除草、肥料は植物性の有機肥料、それに独自のアイデアから生まれたヒノキの木屑を使った表土の被覆で、害虫を防いでいます。
 そして、特筆すべきは製茶工場が近代的かつ清潔なこと。特別大きな工場ではありませんが、省力化の工夫も取り入れられています。林旺製茶廠は、2011年にはISO22000I(消費者に安全な食品を届けるための国際規格)の認証を取得、台東でも模範的な製茶工場となっています。


林旺製茶廠の日光萎凋場(屋外萎凋のスペース)。お茶への思いが、壁に書かれている。

 日光萎凋場の全景。電動で、寒冷紗がスルスルと広がって全体を覆った。

奥さんともども、ゼロから立ち上げた農場と工場。夫婦で率先して畑に出るので、真っ黒に日に焼けてたくましい。

 林旺製茶廠のメインの製品は紅烏龍。台東県の茶葉の中心ブランドでもある。

柚子(ヨウツー)の中に茶葉を詰めて乾燥させる、柚子茶も作っている。

工場の室内萎凋の棚(層積式萎凋架」を動かしてみせてくれた林さん。シンプルな仕組みだが、機械的に棚の上下を入れ替えることができる。

制作途中の茶葉。いい香りがしている。見学したのは3月だったので、茶葉の量少なかったが、それでも3月に製茶ができる!

この平面図の「層積式萎凋架」が上の写真の機械。室内萎凋の部屋は、湿度と温度をコントロールすることができる。

 近くの茶業改良場台東分場入口。

 林旺製茶廠の茶畑。除草剤を使わないので、雑草も成長して花をつけている。

周辺にはアブラギリの並木が美しく、サイクリングロードにもなっている。

 観光客が、アブラギリの花びらを集めてハートを作っていた。

 鹿野は台湾茶の産地として知られる。標高は低いので、暑さに強い品種や紅茶用の品種も植えられている。

 こちらは林旺製茶廠の茶畑。IS22000認証の看板が立っている。認証取得のため、除草剤の不使用、有機肥料の使用など、厳格に管理されている。

 台東の空気と水、美しい自然の中で、健康的な茶葉を育て、提供したいという林さん。

 本格的な茶摘み時期をひかえて、元気よく伸びた茶芽。



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