南投世界茶業博覧会 千人茶会
管理人のコメント:
 「南投世界茶業博覧会(以下、南投茶博)」は、毎年秋に開催される台湾茶の一大イベントで、今年で8回目となります。初めの2回は6月に開催されていましたが、その時期は夕方になると毎日スコールのような大雨が降るため、10月10日の国慶節をはさんだ秋の9日間(土曜日から翌週日曜日まで)に変更となり、今年は10月7日(土)~15日(日)の開催でした。
 会場は南投県の中興新村というところで、公会堂(中興會堂)、体育館(青少年活動中心)、グラウンド(中興大操場)などを使った大がかりなイベントです。中興新村は台湾のほぼ中央にあり、中華民国台湾省の省都を置くために1950年代に作られた計画都市ですが、実際に機能することはありませんでした。会場となる中興會堂などの建物は当時建てられたものです。このエリアを中心に広い並木道が整備され、官舎となるはずだった庭付き一戸建ての住宅街は、今では郊外の住宅地として人気を博しているそうです。
 会期中、グラウンドの周辺にはテント村の販売所が出現し、地元南投県を始め各地からお茶は農産物を販売する店が出店します。体育館には常設の茶席が設けられ、中興會堂の舞台ではお茶に関する出し物や講演が行われます。
 管理人は、2010年6月と2011年10月の2回、「茶友の会」会員の一人として日本茶を紹介するために、この南投茶博に参加したことがあるので、6年ぶりの参加となりました。
 この南投茶博のメインイベントが「千人茶会」と名付けられた野外茶会で、今年は10月8日の日曜日にありました。広いグラウンドのフィールド部分に350の茶席を設け、2000人余りの参加者が一斉にお茶を楽しみます。日本ではちょっと見られない、スケールの大きな野外茶会に「茶友の会」会員5名で参加してきたので、その様子をご報告します。

南投茶博の公式サイト 南投世界茶業博覧会http://teaexpo.mmweb.tw/
千人茶會の広告ページ 参加報名http://teaexpo.mmweb.tw/?ptype=f2ck


会場へ向かう道には大きく育った並木が日陰を作っている

入口奥の白い建物が中興會堂、右手樹木の裏に千人茶会会場のグラウンドがある

会場入口には竹で作られた大きな茶壺(急須)のアーチと飲杯が飾られている。この辺りは竹の産地で、竹のオブジェはお手の物

正午頃の千人茶会会場。陽射しが強く暑い!まだ誰もいない

グラウンドの周囲には会期中テント村が作られていて、お茶関係のショップが並ぶ

いよいよ午後3時から茶席設営の開始。あまりに暑いので、ちょっと遅れて3時30分過ぎに会場入りすると、誰もいなかった会場はすでに準備を始めた人でいっぱい。トラックを半周するように、お茶飲みの茶席券をもらう人が列を作っていた

我々5人もあわてて準備を開始。3人が茶席を設営、私ともう一人はサポート役である

主催者側の配慮で、日本から来た3人には、テーブルとイスが準備されていた

会場一角の給湯場。コンロで火は使えるが水場がないので、お湯はここでもらってくる

韓国茶席のグループはチマチョゴリで参加。でも暑そう

茶席を設けるには事前に申し込み必要。当日の受付で、場所が指定される

一般の茶席は、地面にシートを敷いて座るスタイル。キャンプ用のテーブル・イスセットを持ち込む人もいた

段ボール箱にクロスを被せたシンプル茶席。午後4時30分から茶席開始なのだが、準備ができたところで30分も前から茶をいれて飲み始めている

我々を含めステージ前のいくつかの席が貴賓席扱いでテーブル・イスなのだが、とりたてて貴賓が席に入るわけではない

地面に茶席位置を番号で示す立て札が見える。今年は全部で350席。茶席券は1席5名で1750枚発行されたはずで、午後4時過ぎには定数に達し配布終了

準備が整って、開始の合図を待つ参加者たち。席に入れず立ったままの人も多い。会場中央のステージも人波の陰でよく見えない。正面の白い建物が中興會堂

国慶節の4連休の最中とあって、家族連れの姿も多い

Hさんの茶席では準備完了。開始の指示待ち中

午後4時30分、茶席の開始。日も傾き初めて、暑さのピークは越えている。ステージでは地元鹿谷郷の合唱団の熱唱

Wさんの茶席には、地元テレビ局が取材に来る

ステージの上では、ずっと出し物をやっていて、かなりにぎやか

こちらの茶席は大がかりで、5人どころか10人近く入っている!

シックな茶席。設えは凝った席からシンプルな席までいろいろ

地元の利を生かして車でかなり大がかりなセットを持ち込んでくる人も多い

一方で、手持ちで参加できるほどシンプルにまとめている人もいる。これなだどこに行ってもお茶が楽しめる

開始30分を過ぎた頃から、指定された茶席を離れて自由に好きな茶席に入る人が増えてくる。こちらには、おじさんたちが集まる

知人やら親族やらが集まって、和気あいあいの茶席も多い

焙煎用の茶箕を使ったアイデア茶席

5時30分に茶席が終了すると、すごい勢いで撤収が始まり、20分も過ぎると会場は閑散となる。祭りの後の静寂


南投茶博では千人茶会以外にもいろいろな企画が催される。その一つ「黄金品茗」に参加した。ここでは、12種類の比賽茶(茶葉コンテスト入賞茶)が試飲できる

各テーブルに参加者は10人ずつ。テーブル場にはすでに鑑定杯の準備が整っている

評茶の開始。3g、5分、150ccが標準。期待が高まる瞬間

評茶師がそれぞれの茶葉の特徴などについて解説してくれるが、もちろん中国語……

台湾の茶葉のコンテストは、産地ごとにほとんどが農会主催で開催されている

子どもも参加。小さな頃からおいしいお茶に接することができる環境がうらやましい


体育館に設けられた国際茶席。左はロシアの茶席

こちらはベトナムの茶席

日本の煎茶席も用意されていた

外のテント村では、茶器、茶道具のアウトレットもあって、思わず手が伸びる

茶葉販売のブロックには、台湾茶の販売ブースがずらりと並ぶ。本当に選ぼうとするなら片っ端から試飲するしかないが、今回は眺めるだけ

茶葉だけでなく、地元南投県を中心に、農産物販売のブロックもある。ここでコーヒー豆を購入した



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