名間地震紀念地





所在:南投県名間郷濁水村

参観自由

アクセス:
台鉄二水駅から台鉄支線集集線で濁水駅下車、徒歩10分

特徴:
 名間(ミンジェン)地震紀念地は、地図上では、台鉄支線の集集線が台湾を南北に結ぶ高速公路3号線、通称「福爾摩沙(フォルモサ)高速道路」と交わるあたりにあります。1999年9月21日の921大地震(集集大地震、中部大地震とも呼ばれる)を引き起こした「車籠埔断層」が直下を走っていたため、このあたりの地表は最大4mも隆起し、集集線のレールも約300mにわたって波打つように湾曲、変形してしまいました。すぐ近くの台湾電力の高圧線の鉄塔も大きく傾いてしまいました。
 傾いた鉄塔は、名間斜塔として、歪んだ線路は濁水鉄路として、地震当時のままに残され、地震の破壊力を示す記念遺構として整備されました。

管理人のコメント:
 私は、南投県鹿谷郷に友人がいるので、台中から高速道路3号線を車で走ることが多い。台中から南投市を過ぎ、名間に入ると、高速の高架の脇に斜めに傾いた鉄塔が見えてくる。ここを過ぎると高速を降りる竹山ICが近いので、目印にもなる。鉄塔に取り付けられた「九二一震災紀念鉄塔」の文字も、小さいながら読み取れる。
 ここに連れて行ってもらったのは2011年9月のことだった。東日本大震災から間もない時期で、下から見上げる傾いた鉄塔は心に残った。すぐ近くのぐにゃっと曲がって、路床から浮き上がったレールにも衝撃を受けた。
    

枕木から剥ぎ取られるように浮いたレール。右側に並行して走るのが、地震後に修復された集集線の線路。前方の高架は高速道路3号線、通称福爾摩沙(フォルモサ)高速道路

どの方向にどのような力を受けたのかよくわからないが、300mにわたってレールが大きく曲がったり、浮いたりしている。集集線は単線の路線

駐車場も隆起し、波打ったままの状態で舗装されていた

台湾の高圧線の鉄塔は、コンクリートの土台の上に4本の脚を埋め込むように立てているものが多い。鉄塔は土台ごと傾いていて、その角度は17度ぐらいだという

 鉄塔に取り付けられた「九二一震災紀念鐵塔」の文字。高速道路を車で走っていると目に入ってくる

正常に直立する鉄塔に比べると、傾き具合がよくわかる

 園内に建てられていた解説パネル。「地震斜塔」と「濁水鉄路」を併せて「名間地震紀念地」として整備されている



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