集集武昌宮



所在:
南投県集集鎮八張街181号

参観自由

URL:http://wu-chang.org/

アクセス:
台鉄二水駅から台鉄支線集集線で集集駅下車、徒歩15分。駅前にレンタル自転車店がたくさんあるので、自転車を借り、駅周辺の見どころも併せて回るのがおすすめ

特徴:
 台鉄支線の一つ、集集線は台鉄二水駅と終点車埕駅を結ぶ約30kmのローカル線です。もともとは日本統治時代に水量発電所建設の資材運搬のために敷設されたものですが、その後は木材の搬出用の貨物線として使われていました。沿線は緑豊かな農村地帯で、車窓からはバナナ畑も眺められます。その集集線集集駅がある集集鎮は、1999年9月21日の921大地震(921集集大地震、台湾中部大地震などども呼ばれる)の震源地として、名前を知られることになります。
 日本統治時代の木造駅舎、集集駅も921大地震で傾き、その後以前と同じように、木造駅舎として修復されました。そして集集駅近くの道教廟、武昌宮もこの地震で大きな被害を受けました。1903年創建の廟ですが、地震の9年前、1990年に新しいコンクリート造りの廟の建設が始まりました。しかし完成間もない1991年の大地震で、3階建ての廟の2、3部分を残し1階部分が完全に崩壊してしまいました。崩壊した廟は、そのまま地震遺構として保存され、921大地震震源地に残る地震の生きた記憶の役割を果たしています。廟は2013年に隣接地に新しいデザインで再建されています。

管理人のコメント:
 のどかな沿線風景が広がる集集線沿線は、台湾の中でも気に入った場所の一つだ。その中心にある集集駅は、平日はローカル線の静かな駅に過ぎないが、週末や休日にはたくさんの観光客が集まる。多くの人が自転車を借りて、のんびりと時間を過ごしている。武昌宮は駅周辺の観光ポイントの一つ。田園地帯に、黄色い瓦屋根のへしゃげた廟が座り込むように残されている。大地震の傷跡も、復旧が進むとともに消えていってしまうが、残された遺構は地震の記憶を静かに語り続けている。 (訪問日2009年10月、2011年9月)
    

2009年に訪れたときは、周囲も荒れていて、いまにも崩れ落ちそうに思えた

 一階部分が完全に押しつぶされてしまったのだが、屋根瓦もあまり落ちていない。不思議な壊れ方をしたものだ

道路向かいの駐車場の隅に、見物客にバナナを売る店が開いていた

武昌宮のある集集鎮一帯は、台湾でも有数のバナナの産地だ。台湾にはバナナの種類が多く、ここに並ぶのもその一部にすぎない。リンゴの味がする蘋果蕉(リンゴバナナ)はおすすめ

2011年に訪れたときは、周囲が整備されていて、子どもがカートで走り回っていた。しかし建物に2年的とまったく変わらない状態

2年前にはなかった解説の看板が立っている。崩壊した武昌宮は「921地震館」と名を変え、2013年、新しい武昌宮が隣接地に再建されている



921大地震Topに戻る
台湾島Topに戻る