郁坊小館

住所:台北市延平南路163巷2号

電話:02-2331-1117

アクセス:
MRT松山新店線小南門駅2番出口から徒歩4分、MRT板南線・松山新店線
西門駅2番出口から徒歩10分


特徴:
 庶民的な雰囲気で、地元の食通に愛される店。地元の家族連れや職場、友達同士の宴会な
どによく使われている。少人数から十人の円卓までOK。少人数でも予約をしたほうがいい。

管理人のコメント:
 店の看板にあるように、正式な店名は「川揚郁坊小館」です。「川揚」というのは、中国の四川の川と、揚州の楊で、四川料理風の揚州料理ということのようです。四川料理はイメージできても、楊州料理はよくわかりません。でもこの店で食べたり、メニューを見たりしていると、揚子江流域の地域性を感じます。特別な高級食材を使ったり、味に凝ったりするのではなく、川魚や野菜、根菜を中心に、その土地の材料を使って、シンプルにその味を引き出した料理に思えます。
 この店には、二人で行ったこともあるし、9人で行ったこともあります。9人の時は、10人分6000元の予算で予約してキャンセル1人。お任せのコースメニューでしたが、とても食べきれない量が出てきて、しかもどれも普段はお目にかからないメニューが多く、おいしいのに残さざるを得なくて、みんなで悔しい思いをしました。旅行中なので、包んでもらって持ち帰ることもできません。でも、これもメンバーの年齢構成によりますね。平均年齢はたぶん55歳ぐらいだったと思います。
 店の雰囲気は、何の飾り気もない普通の街の中華料理店。質素だが清潔感があるみせです。価格も台北の極めて一般的な料理屋の料金でリーズナブルです。
 郁坊小館は30年変わらない味の店として評されることもあるくらいで、特に年配者の支持が厚いようです。私は、台湾人のカメラマンに連れてきてもらったのが最初でしたが、彼もこの店の味は、昔から変わらないと言っていました。


店はMRT小南門駅からすぐ、住宅街の静かな一角

冷盤は、鎮江肴肉(ヤオロウ)と風雞(フォンジー)。鎮江肴肉は硝石と塩に漬けた豚肉を茹でて、スープの煮凝りと一緒に固めた料理で、江蘇省鎮江に由来する。風雞は鶏肉を風にさらして燻製のようにしたもの。味が濃厚になっておいしい

ほかではあまり見かけたことがない麻辣腰花。腰花は、豚のまめ(腎臓)で、細かく包丁を入れて花が咲いたように見えるからこう呼ぶらしい。茹でた(たぶん)腰花に、唐辛子、生姜、ネギを混ぜたたれが掛かっている。写真では見えないが、腰花の下には、涼粉という、平たくした春雨のような、つるっと弾力のあるところてんのようなものが入っている。QQの食感とほどよい辛さから、夏に好まれるようだ

冷拌菜心。菜心は、菜の花のようなアブラナ科の野菜の茎の部分で、食感がいい。これに花生(落花生)が入っている。いわば野菜サラダで、夏の開胃菜としてよく登場する。ここまでが冷菜

紅燒烤麩。家常豆腐という、豆腐とニンジン、タケノコ、キクラゲ、エンドウマメなどと炒めたものはよくあるが、これは高野豆腐のような麩を使っている

肴猪脚。思わず歓声が上がる見事な豚脚は台湾風アイスバイン。大人数でなければこのおいしさにはありつけない!これだけ大きな肉の塊が登場するのは見たことがない

店のスタッフがきれいにほぐして分けてくれる。皿の大きさに注目!脂っこさがなくさっぱりした肉の部分も、コラーゲンたっぷり皮の部分も、こりっとした筋の部分も、お好みで。どの部分もおいしい!

鹽酥蝦。大きなエビのから揚げ。ネギ、ニンニクなどの薬味が絶妙に効いている

清炒鱔糊。鱔はタウナギ。いかにも川揚料理といった一品。臭みは全くなく、おいしく煮込んである

葱烤烏參。ナマコ(海参)の一種で干すと黒くなる黒ナマコ。この弾力ある食感は、ナマコ慣れしていないとちょっとハードルが高いかも知れない

雑式小籠包は、点心の盛り合わせ。小籠包、糯米焼売、菜肉蒸餃、豆沙小籠包の4種類。盛り合わせでなく、それぞれ籠で注文することも、もちろんできる

看板メニューの樟茶鴨。四川料理の一つで成都名物。元々は肥えたアヒルに漢方系の調味料と酒を塗り、楠木と茶でいぶしたもの。北京ダッグに対して四川ダッグとも呼ばれる。味のしみたパリパリの皮、弾力があって味の濃い肉。看板料理といわれて人気があるのも納得

維揚干絲。干し豆腐。手作りらしく、太さがばらばらなのがいい。機械でソーメンのように切った干絲より、しっかりした食感で味も凝縮されている

看板メニュー獅子頭(シーズトウ、肉団子鍋)。ふつうの砂鍋獅子頭は紅焼の醤油ベースのスープで、いつでも注文できる(後出)。こちらの砂鍋蟹粉獅子頭は要予約。キャベツもたっぷり入っている。もう、食べられないというくらいお腹がいっぱいになって、もう終わりかなと思った最後に出てきた!苦しくても食べなくちゃ!

肉団子は大きくて、赤ちゃんの握りこぶし?ビリヤードの球?それくらい大きいが、驚くほどふっくら柔らかくまとまてある

テーブルにのりきらないほど料理が並んで、しかも皿が空かない!よほどの大食いが揃わないと太刀打ちできない。次回はもっと皿数の少ないコースにしよう。テーブル4000元のコースでもで十分だったと思う

このときのフルーツは持ち込みのマンゴー。お店に頼んでカットしてもらったら、きれいで豪華に出てきて感激!

デザートの豆沙鍋餅。温かく薄い餅の皮から、あんこがあふれ出るおいしさ!

同じメニューでも人数が少ないときは小さな皿で。これが単品オーダーの時の一皿

メニュー表の裏表。◎印がおすすめメニュー



おすすめグルメTopへ戻る

台湾島Topへ戻る